近年、自宅で書籍を使って勉強する人が増えています。
資格試験や自己啓発、スキルアップのために「机に向かって勉強する時間」を日々積み重ねている方も多いのではないでしょうか。
私は30代前半のサラリーマンで、5年ほど前から資格勉強に目覚め、現在も学習を続けています。
今でこそ「勉強が楽しい」と感じていますが、勉強を始めた当初は、自宅で机に向かって勉強することが全くできませんでした。
自宅学習ができなかった一番の原因は、

自宅にはスマホやテレビなどの誘惑が多くて、全く勉強に集中できない…
というものでした。
当時は自宅学習が捗らなかったため、「サンマルク」や「会社の近くの図書館」などで、会社帰りに勉強していた日々もありました。
しかし、「自宅でゆっくり学習したい!」という気持ちから、まずは自宅の学習環境を整えていくことにしました。
「自分だけの秘密基地」を目指して学習環境を作りました。
こちらが現在の私の学習環境です。

本記事では、私が実際に利用している「思わず机に向かいたくなる!」というアイテムを4つご紹介します。
特に、スペースを有効活用できる“クランプ式”のアイテムに注目しながら、快適な学習空間のつくり方を解説していきます。
ぜひ皆さまの勉強ライフにお役立てください!
書籍学習に最適なデスク環境とは?
自宅学習においては、机と椅子があれば最低限の勉強はできます。
ですが「長時間」「毎日」続けることを考えると、それだけでは不十分です。
特に書籍を使う場合は、参考書・ノート・ペン・PCなどを同時に使うため、十分な作業スペースと整理された環境が求められます。
また、長時間の勉強では目や体の疲れを軽減する工夫も重要です。
光の当たり方や椅子の座り心地など、小さな違いが学習の快適さを左右します。
つまり、「集中できる学習環境」は自然に整うものではなく、目的に合ったアイテムを取り入れて“意図的につくる”必要があるのです。
自宅学習で環境が与える影響
家で勉強していると、「ついついスマホを見てしまう」「机に向かってもやる気が出ない」なんてことがあると思います。
実は集中できない原因の多くは「環境」にあると言われています。
例えば、机の上がごちゃごちゃしている、椅子が合っていない、照明が暗い…などなど。
こういった小さなことが、気づかないうちに集中力の低下や学習効率の低下に影響しています。
こうした状況でも集中力を維持するには、「学習モードに切り替えられる空間」や「学習意欲が上がる空間」を意識的に作ることが大切です。
毎日コツコツ勉強を続けたい人こそ、「集中しやすい学習環境づくり」はとても大切なポイントとなるのです。
書籍を使った勉強に求められる「机まわりの快適さ」
書籍を使った学習では、ノートを書きながら本を開いたり、PCで調べものをしたりと、手元にたくさんの道具を広げるシーンがよくありますよね。
そんなとき、机が狭かったり、ライトの位置が悪かったりすると、「もうちょっと快適だったらな…」と感じることも。
本での勉強をスムーズに進めるには、以下のような机まわりの快適さがあると理想的です。
特に、省スペースでスッキリ使える「クランプ式」のアイテムは、限られたデスクスペースでも快適さを実現できる便利グッズとして人気です。
このあと紹介するアイテムも、そうした“ちょっとした不便”を解消するための工夫を詰め込んだものばかり。
自分の勉強スタイルに合いそうなものがないか、ぜひチェックしてみてください。
クランプ式とは?省スペースで使いやすい固定スタイル
クランプ式の仕組みとメリット

クランプ式ってよく聞くけど、実際どういう仕組みなの?
と思う方もいるかもしれません。
クランプ式とは、机の端に器具をネジで“挟んで”固定するタイプの取り付け方のことです。
ドリルで穴を開ける必要もなく、工具なしでしっかり固定できるのが特徴です。

例えばクランプ式のライトなら、土台を置かなくていいので机の上のスペースがスッキリします。
位置の調整もしやすいので、「ここだけ明るくしたい」というときにもピンポイントで使えるのが便利。
さらに取り外しや再設置も簡単なので、引っ越しや模様替えのときも安心です。
どんなアイテムに使われているのか?実用例を紹介
クランプ式の仕組みは、さまざまなデスクアイテムに活用されています。
例えば、
「モニターアーム」は既に知っている方や使っている方も多いのではないでしょうか。
クランプ式のアイテムは、特に机のスペースが限られている人や、すっきりした作業環境を作りたい人にはとても心強い味方になります。
このあとのセクションでは、そんなクランプ式の便利さも活かせる、書籍学習にぴったりのアイテムを4つご紹介します。
自分の机に取り入れるイメージをしながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
書籍学習におすすめのデスクアイテム4選
【その①】L字デスク|学習と作業を両立できる広々スペース
書籍学習をしていると、つい机の上が手狭になってきませんか?
参考書を開いて、ノートを書いて、パソコンで調べものもして…と、使いたいものが増えてくると、どうしてもスペース不足になりがちです。
そんなときに活躍してくれるのが、L字型のデスク。
文字通り、天板がL字型になっているので、“手元”と“横”の2方向に作業スペースを広く確保できるのが特徴です。
私が実際に利用しているL字型のデスクです。

左側を書籍での学習スペース、右側をPCでの作業スペースとして利用しています。
私が使っているこのL字デスクは、山善さんの「PND-1300」というL字デスクです。
2口コンセントが付いているのも嬉しいポイント。
このように、自宅に限られたスペースしかない人でも、L字デスクを上手に配置すればデッドスペースを有効活用できます。
部屋の角や壁沿いに設置すれば、見た目もすっきりして勉強モードに入りやすい空間になります。
最近では、組み立ても簡単でリーズナブルなモデルも多く、「勉強用にちゃんとした机が欲しい!」という人の最初の一台にもおすすめです。
L字デスク|メリット・デメリット
L字デスクを実際に私が利用してみて感じた、メリット・デメリットを挙げてみます。
- 作業スペースが広く、書籍・ノート・PCを同時に使える
- 作業エリアを分けられるので集中しやすい
- 部屋の角にフィットしやすく、レイアウトしやすい
- 在宅ワークや趣味など、マルチに使える
- 設置にやや広めのスペースが必要
- 組み立てに時間や手間がかかることがある
- 形が特殊なため、模様替えや引っ越し時に配置に悩むことも
L字デスク|評価レビュー
総合評価:
項目 | 評価 |
---|---|
作業効率アップ | |
快適さ | |
設置・移動のしやすさ | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
「スペースが広くなるだけで、ここまで勉強しやすくなるとは!」と感じられる、満足度の高いデスクです。
特に本を複数冊使ったり、PCとノートを併用したい人にはぴったりです。
また、勉強や趣味など、複数用途に利用できるため、コストパフォーマンスも抜群です!
ただし、頻繁に引越し・模様替えを行う方は使い勝手に注意が必要です。
【その②】ゲーミングチェア|長時間の学習をサポートする快適な座り心地

気づいたら3時間も座りっぱなしだった…
そんなとき、腰や肩、首がバキバキに疲れていた…という経験はありませんか?
勉強はどうしても座っている時間が長くなるので、椅子選びはとても重要。
そこでおすすめしたいのが、もともと長時間のPC作業やゲーム用に設計された「ゲーミングチェア」です。
ゲーミングチェアの特徴としては、
などが挙げられます。
実際に私が使用しているゲーミングチェアは、GTRacingさんの「GT901」というゲーミングチェア。
気分が上がるかなと思い、ワインレッドを購入して利用しています。
※2025年5月6日時点、ワインレッドは在庫切れとなっていました。

キャスターがついているのも嬉しいポイント。

注意点を挙げるとすると重量が結構あるため、フローリングなどの床に傷がつかないようにする工夫が必要です。
姿勢維持・疲労軽減に優れる
ゲーミングチェアで特に注目したいのは、「正しい姿勢を維持しやすい」という点。
背中が丸まって疲れる…という悩みも、ゲーミングチェアなら自然と背筋が伸びてラクに勉強を続けられます。
価格帯は1〜3万円台のものが人気ですが、最近はデザインも落ち着いたタイプが増えていて、「ゲーミングチェア=派手」のイメージを覆すモデルも多いですよ。
ゲーミングチェア|メリット・デメリット
ゲーミングチェアを実際に私が利用してみて感じた、メリット・デメリットを挙げてみます。
- 長時間座っても疲れにくく、集中力が続きやすい
- 姿勢をサポートしてくれるので、腰痛対策にも◎
- 肘置きや背もたれの調整ができ、自分の体にフィットさせやすい
- 重量があるため、床などに傷がつかない配慮が必要
- 組み立てに時間がかかる
ゲーミングチェア|評価レビュー
総合評価:
項目 | 評価 |
---|---|
作業効率アップ | |
快適さ | |
設置・移動のしやすさ | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
自宅でじっくり腰を据えて勉強したい方には、ゲーミングチェアはとても心強い相棒になります。
私自身、「椅子を変えたら勉強の疲れが全然違った!」と感じています。
【その③】クランプ式デスクライト|目にやさしく、机上スペースも広々使える
勉強していると、部屋の明かりだけでは手元が暗くて読みづらいことってありますよね。
特に書籍学習では、小さい文字や図表を長時間見続けることも多いため、目に優しいライト選びはとても大切です。
そんなときに活躍するのが、クランプ式のデスクライトです。
クランプ式デスクライトの魅力は、
などが挙げられます。
そんな私はHapfishさんのクランプ式デスクライトを使用しています。

机の厚みが5.6cmまでしか対応していないため、購入する際はご注意ください。

またこちらの商品、とにかく利用できる機能が多いのが特徴です。
具体的には、5段階の明るさ調整、5段階の色調整、タイマー機能などが備わっています。

デスクライト「あり/なし」比較例
実際にデスクライトを利用した場合と利用しなかった場合の比較をしてみようと思います。
※字が汚いのはご容赦ください…


少し分かりづらいかもしれないですが、デスクライトを使わなかった場合、自身の頭や体が影になってしまうのも見辛い原因ですよね。
また、暗いと前屈みになってしまい、姿勢の悪化や集中力の低下につながってしまいます。
クランプ式デスクライト|メリット・デメリット
そんなクランプ式デスクライトを実際に私が利用してみて感じた、メリット・デメリットを挙げてみます。
- スマートな設置で机が広々使える
- 光の角度・明るさを自由に調整できる
- 姿勢の維持につながる
- 机の形状によっては取り付けられないこともある(天板の厚みや縁に注意)
- 安価なものはアームが緩くなりやすいこともある
クランプ式デスクライト|評価レビュー
総合評価:
項目 | 評価 |
---|---|
作業効率アップ | |
快適さ | |
設置・移動のしやすさ | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
「部屋の照明が暗めだから…」と我慢していた方は、ぜひ一度使ってみてください。
“手元が明るいだけで、集中力がまるで違う”という感覚を体験してほしいです!
【その④】クランプ式ブックアーム|参考書を“見ながら書く”を叶える便利アイテム

本を開いたままにしておきたいのに、すぐ閉じてしまう…
参考書などで学習していて、このような問題を感じたことはないでしょうか?
自宅学習を行うにあたり、私はこれを本当に由々しき問題だと感じていました。
そんな悩みを解決してくれるのが、クランプ式ブックアームです。
これは、本を固定したまま空中に浮かせられる“可動式の本のスタンド”のようなアイテム。
クランプで机に取り付けるため、机の上を広々と使えるのが最大のポイントです。
こんなときに便利なアイテムです!
そんな私は、「ROUNDS」さんのクランプ式ブックアームを利用しています。

700ページほどある参考書を置いても、全く問題なく使うことができます!

同様のブックスタンドが在庫切れのため、機能的に近い商品のリンクを掲示しておきますね。
また、アームを自由に動かせるため、パソコンで作業する際に「ググッ」と移動させることでキーボードを打ちながら書籍を見ることもできるんです!

両手が塞がらないのは本当に大きなメリットだと言えますね。
もちろんタブレットなども置くことが可能です!
クランプ式ブックアーム|メリット・デメリット
クランプ式ブックアームを実際に私が利用してみて感じた、メリット・デメリットを挙げてみます。
デメリットについてはデスクライト同様、「クランプ方式ならでは」のデメリットですね。
- 本を開いたまま固定でき、両手が塞がらない
- 目線が上がり、姿勢が良くなる(疲れにくくなる)
- 本だけでなくタブレットなどにも利用できる
- クランプが取り付けられない机には使えないことも
- 一部の分厚い本などは非対応の可能性あり(要確認)
- 商品によってはアームが緩くなることがある
クランプ式ブックアーム|評価レビュー
総合評価:
項目 | 評価 |
---|---|
作業効率アップ | |
快適さ | |
設置・移動のしやすさ | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
クランプ式ブックアームは、「若干値段が高いな」と感じる商品が多い印象です。
しかし、書籍をメインにした学習をしている方には、一度使うと手放せなくなる便利アイテムです。
「本を“固定できる”だけで、こんなに楽になるんだ…!」と実感するはずですよ。
まとめ|快適な学習環境づくりで、勉強の質は変えられる
今回ご紹介した4つのアイテムは、どれも「書籍学習に集中しやすい空間」をつくるための頼れる味方です。
どれも一度使うと「もっと早く取り入れればよかった!」と感じるアイテムばかりです。
特に本を使ってじっくり学習したい方にとっては、これらの工夫が集中力と学習効率を大きく左右します。
「最近なんだか勉強がはかどらない…」という方は、ぜひ一度、学習環境の見直しをしてみてください。
あなたの学びを支える“秘密基地”がきっと見つかるはずです。
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