2025年10月12日(日)、令和7年度秋期情報処理技術者試験が開催されました。
受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
自身初となるプロジェクトマネージャ試験(以下、PM試験)を受験しました。皆さま手応えはいかがだったでしょうか?

難しくて全然ダメだったよ…
正直、私の手応えはこんな感じです。
受験して、試験の内容を振り返っていきたいと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
受験を決めたきっかけ
今回、私がプロジェクトマネージャ試験を受験しようと思ったきっかけは以下のとおりです。
- 春期ネットワークスペシャリスト試験に合格し、午前Ⅰ免除だったため。
- どのような問題が出題されるのか興味があった。
- 社内でPMの需要が一定数あるため。
と、こんな感じで漠然と受験を決めました。
次のセクションからは早速試験の振り返りを行っていきます。
午前Ⅰ試験(免除)
前述の通り、以前のネットワークスペシャリスト試験に合格していたため、午前Ⅰ試験は免除でした。
午前Ⅰは9時半開始なのですが、午前Ⅱは10時50分からなので当日はかなり余裕を持って支度することができました。
また、午前Ⅰの学習に時間を割く必要がないのは大きなメリットですね。
午前Ⅱ試験
午前Ⅱ試験は過去問からの出題割合が高いため、プロジェクトマネージャ過去問道場で学習していました。
IPAから午前Ⅱの解答が公開されていたため答え合わせをしたところ…
20問/25問(80点)で合格ラインには届いていました。

ひとまず安心…ほっ
午後Ⅰ試験
正直今回の試験でこの午後Ⅰ試験が一番難しかったように感じます。
過去問演習を行っている時も午後Ⅰが鬼門になるだろうと予測していました。
私は問1と問3を選択しました。理由は以下のとおり。
- 問1:過去問演習ではアジャイル開発に重点を置き学習していたため
- 問2:コミュニケーションに関する演習はあまり学習していなかったため除外
- 問3:問1、問2よりはまだ解けそう…
消去法で問1と問3を選択したと言っても過言ではありません。
それでは思い出せる範囲で解答を復元していきます。
問1(AIを活用したシステム開発・導入・運用・保守)
まずは問1の解答から。AI開発に関する問題で、特徴としては出題箇所に下線がなかったという点でしょうか。
| 設問 | 筆者の解答 | |
|---|---|---|
| 設問1 | 個別指導の時間を十分に取ること | |
| 設問2 | (1) | これまで主だったSaaS導入プロジェクトとの違いを確認するため |
| (2) | 適正な採点基準を作成するため | |
| (3) | 網羅性が不足する領域のデータを特定し、継続的に処理品質を向上させるため | |
| (4) | 生成AIの導入は時期尚早という経営陣の懸念を払拭するため | |
| 設問3 | (1) | 最新の入試問題に対しても高い信頼性を保つ効果 |
| (2) | (思い出せませんでした) | |
| (3) | 今のやり方に固執してしまうこと | |
こんな感じで、前半は多少の自信はあるものの後半が全然ダメだったように感じます…
問3(プロジェクト実施中の計画変更)
問3はプロジェクト実施中の計画変更というテーマで、午後Ⅱの論文作成練習でも扱ったことがあったので選択しました。
| 設問 | 筆者の解答 | |
|---|---|---|
| 設問1 | (1) | 定量的な効果を提示してもらうこと |
| (2) | 顧客価値の創出を考えられる組織風土を醸成していく | |
| 設問2 | (1) | 顧客価値の創出を実現するシステム開発を行う必要があること |
| (2) | 業務部門の目指すシステム開発を実現する好機を活かすため | |
| 設問3 | (1) | 制限した一部機能の影響を受けるリスク |
| (2) | メンバー追加当初は開発生産性が上がらないリスク | |
| (3) | (思い出せませんでした) | |
| (4) | コンティンジェンシー予備費を十分に確保する | |
お恥ずかしながら合格基準点に達している気がしません…
午後Ⅱ試験
午後Ⅱはお馴染みの論述試験です。私は問1を選択しました。
理由として、問2は「稼働開始を危うくするリスクのマネジメントについて」というテーマだったからです。

こんなテーマどう論述すればいいんだよ…
という思いから、消去法で問1を選択した次第です。
問1(チームの育成計画について)
このテーマを見たとき、「過去演習で論述したのと同じようなテーマが出題された!」と感じました。
しかし問題文の1〜2行目を見て絶望。「開発経験や技術スキルといった技術的側面とは別に」と書かれてあったのです。

技術的側面以外に何を育成計画に織り込めばいいんだよ…
まず私はそう思いました。
ただ、制限時間2時間のうちになんとか論旨展開をしていかなければなりません。
そこで私は、
- 自社とグループ会社の混成チームであること
- それにより価値観や目標達成に対する意欲が異なる
- メンバー同士の一体感が醸成できていない
といった具合に論旨展開をしていきました。
とりあえず指定文字数を埋めて試験を終えたのですが……良い出来栄えだったとは言えないです。
試験の振り返り
解答を復元していて改めて感じたことは、「午後Ⅰが難しすぎる!」ということです。
過去問演習を繰り返していたのですが、午後Ⅰは解答例を見てもどうも腑に落ちなかった点が多かった印象です。
自分の国語力や理解力が足りないのか…とかなり落ち込んでいた時期もありました。
ただ、試験に向けて全力で勉強し、今は全て出し切ったという思いです。
試験結果についてはまた追ってご報告いたします。
今後の活動について
今回の試験をさいごに情報処理技術者試験の学習はいったん区切りをつけようと思います。
現在興味のある以下のジャンルの学習をしてみようと考えています。
- 不動産投資の勉強
- 宅建(宅地建物取引士)の勉強
全く初めての分野ですが、有益な情報を皆さまに発信できるよう頑張ります。
これからも当ブログをどうぞよろしくお願いします。



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